オンラインカジノで遊ぶのは違法なのか

オンラインカジノはギャンブル好きにとって1度は耳にしたことがあるでしょう。
しかし、このような遊びは違法では無いのかと心配になる方もいるかもしれません。
結論から言うと、オンラインカジノで遊ぶこと自体は法律に触れる行いではないです。
政府からライセンスを取得し、海外の合法的なカジノで遊ぶのであれば特段賭け事をしたからといって刑罰の対象にはなりません。

日本国内で運営されているようなカジノである場合は違法となる可能性も・・・

ただし、日本国内で運営されているようなカジノである場合は違法となる可能性もあります。
実際に、オンラインカジノで遊んだことによって逮捕されたという事例が存在しています。
これは、2016年2月の出来事です。
「スマートライブカジノ」というアプリで遊ぶようなカジノを利用したことにより、会社員3名が逮捕されてしまいました。
この件については最終的に不起訴処分となっていますが、警察沙汰になることは十分あり得るので注意が必要です。

賭博罪や常習賭博罪について

因みに、このような場合は賭博罪や常習賭博罪が適用されます。
賭博罪はかけ事をした時に適用される罪で、それを常日頃から行っていると認められた場合は常習賭博罪となるのです。
賭博罪の有罪判決が下されたら、最高で50万円以下の罰金を支払わなければなりません。
一方で、常習賭博罪になると3年以下の懲役刑に切り替わります。
ギャンブルをしていいのはあくまで日本国内で認められているもののみの話です。
例えば、競馬や競艇がこれに該当します。

オンラインカジノを処罰できるような明確な規定は存在しない

ここまで説明すると、このようなカジノは今後検挙された場合に起訴されてしまうのではと不安になるかもしれません。
しかし、実際の司法では、どのように処罰すればいいかという明確な判例がないという特徴もあります。
2016年2月の事件で不起訴処分になったのは、カジノを経営していたのがイギリスだったことが大きな理由と言われています。
つまり、経営先自体に特段違法性が見られなかったので、検察官も起訴することができなかったのです。
また、賭博罪や常習賭博罪はオンラインカジノを処罰できるような明確な規定は存在しません。
日本において、インターネットやアプリを利用したギャンブルはいわばグレーゾーンに値するのです。
そのため、こういったカジノは完全に違法だと断定するのも誤りといえます。

オンラインカジノで遊ぶ際の注意点

もし、オンラインカジノで遊ぶ際には次のような注意点を守るようにしましょう。

日本人のディーラーがいるカジノはNG

まずは、日本人のディーラーがいるようなカジノで遊んではいけません。
基本的に合法だとされているのは、しっかりと資格を取得している海外のカジノです。
そのカジノで遊んでいいかどうかを政府に確認し、ライセンスを得ることで初めて利用することができます。
日本人が経営しているようなカジノは基本的に全て違法なので、絶対に遊ばないよう気をつけなければなりません。

自身のSNSやブログで発信することもNG

また、カジノで遊んでいることを自身のSNSやブログで発信することもNG事項です。
加えて、カジノで獲得した金銭や収益等を世間に公表するのも避けるべきだといえます。
原則、カジノに関する情報は口外しない方が無難かもしれません。
カジノはグレーゾーンではありますが、決して大々的に認められている遊びでもありません。
余計な情報を書き込まない方が、カジノで遊ぶ上では最も安全です。
ギャンブルを極力取り締まっているのは、治安の悪化を防ぐためとされています。
今後の動向によっては、よりカジノに対する見方が厳しくなる可能性も十分に考えられます。
現在、オンラインカジノで遊んでいる方は、法改正やギャンブルに関するニュースにも目を向けてみるといいでしょう。
自分の身を守るには、確実に法律を理解することが重要です。
逮捕されることがないように気をつけてギャンブルを楽しんでください。

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